武医今昔マトリックス

武医今昔マトリックス
今昔武医マトリックスとは、水月道場の技術の中に含まれているものを4つの要素で表したものです。
「武医」は技術のジャンルを表します。
「武」は格闘技やスポーツなど他人との競い合いに関するもの。「医」は自分自身や他人の身体、精神面への癒しや機能向上を目的としたものです。
「今昔」は成立した年代を表します。多少各項目で年代定義に誤差はありますが、武術については概ね江戸期以前を「昔」、明治期以降を「今」としております。 ※これは“古武術”の定義とほぼ重なります。

 このマトリックスに水月道場での稽古内容を当てはめると以下のようになります。

日本武術には古来“武医同術”“殺活自在”という概念がありました。 倒す技、人を活かす技、双方を学ぶことで、“人”と“人の生きる道”が見えてくると同道場では考えています。
さらに 、この一見すると相反する要素に“今”と“昔”という対義語を組み合わせマトリックスが完成します。先人の生きた時代である“昔”と我々が生きる“今”。双方の思考や技術を融合することで、懐古主義に偏らず、また歴史を軽んずることなく残すべきものは残し参考とする。
このマトリックスから導き出される水月道場の目指すものは、殺活から人の道理を深く知り、先人の知恵から今を見ること。現代に通用する“日常生活を少しでも豊かにするノウハウ”です。